2005年10月31日

謎の転校生〜その3〜

謎の転校生
謎の転校生〜その2〜


学校につくと、葉山はやっぱり怒ってて、こちらに背中を向けてメールしている。
例の彼氏に僕の悪口でも書いているのかもしれないけど、知ったことか。

3限の現国の授業が始まって間もなく、僕は自分のミスに気がついた。

どうもこの先生は教科書に書き込むことを勉強の成果だと信じ込んでるらしく、蛍光ペンでやたら線を引かせる。なにも書き込んでいないところを探すほうが大変なくらいだ。全部大事だから、全部覚えろってか?カンベンしてくれ。
で、僕はそんなマーキング必須の授業に蛍光ペンを忘れてきた。
でも実は「葉山に借りるのを忘れた」が本当だ。
僕はもともと忘れっぽいタチで、現国の授業に何度も蛍光ペンを忘れてきていた。隣の席の葉山に何度かペンを借りるうちに、彼女は僕に貸す用のペンを用意してくれるようになった。
僕もいい加減蛍光ペンを買うのを覚えている時もあったけど、なんとなくその葉山の好意に甘えていた。
でも今はそんな訳にはいかない。くそ。もういいや。

今日は居眠りしてやりすごそうと決心しかけた時、隣から乱暴にペンが跳んできた。

僕が葉山のほうを見ると、彼女はもう教科書に目を落としていて、唇を尖らせた横顔しか見えなかった。
見慣れた葉山のペンのキャップには小さな紙が挟まっていて、紙の中にはこう書かれていた。


ばーか。


まあ、いいか。

授業が終わったんだけど、なんとなく葉山にペンを返しそびれてしまった。
だってあいつ、一度もこっちを見ないんだもん。なんだよ。



!!


深山茜だ。

少し寄り道しすぎた夕暮れ時の帰り道、1軒のカフェバーに入っていく彼女を見かけてしまった。

声をかける絶好のチャンスに「しまった」って思ったのは、きっと今朝葉山に言われたことが頭をよぎったからだろう。

くそ、噂だ。うわさ。
僕は自分にそう言い聞かせたけど、地下への階段を降りていく深山茜の背中を追いかけることはできずに「10×10」と言う店の看板を呆然と眺めていた。


「遅ーい」

家の前には葉山がいた。

「どうした?」

「うーんと、朝さ、悪いことしたなって思って、一応」

「気にしてねーよ。それに、さっき深山がバーに入って行くのを見たよ」

「テンテンって店?」

「多分」

「声掛けたの?」

「いや」

「・・・深山さんのことさ、好きなんでしょ?」

「ああ」

僕の頭が「待て」の命令を出す前に口が勝手に喋ってた。
葉山はちょっと驚いたみたいだったけど、次の彼女のセリフは僕をもっと驚かせた。

「ならさ、その店行ってみない?」

「な、なんでだよ」

「好きなんでしょ?」

「関係ねーだろ」

「なにモジモジしてんの?ばっかみたい」


5分後、僕と葉山は「10×10」の前にいた。

「・・・やっぱ帰ろうか」

人をたきつけておいてなに言ってんだ。僕はさっきのおかえしに言ってやった。

「ここまで来てびびってんなよ。だっせ」

いってー。

僕の尻にケリを入れた葉山は一人で店に向かっていった。くそ。

地下の重そうな木の扉を押し開ける(階段の途中で抜かして僕が開けた)と、そこは音の洪水だった。

音が渦を巻いている。

そしてその渦の中心に深山茜がいた。

耳に流れこんでくる音がなにかの楽器ではなく、彼女の歌う声だと気がつくのにかなりの時間がかかった。

もし、テレビやラジオで聴いたなら、間違いなくファンになっているだろう。


でも、


いや、だからか。


きっと僕はあの渦の中心には行けない。
そういう人種じゃあない。

ふと葉山の顔を見ると、同じような顔をしていた。
自分の顔は見えないけど、きっと同じだ。そう思う。

店を出て今さっきの出来事を反芻したけど、ほとんどうまく思い出せなかった。
覚えていることは、彼女のお母さんがジャズシンガーだから、彼女もたまにステージにあがっているということと(いまいち理由になってない気がするけど)、葉山も今日初めて深山茜と言葉を交わしたということくらいだ。

「深山さん、かわいかったね」

「そうかもな。でも」

「でも?」

「うん」

「でも、なに?」

「でもは、でもだよ」

「わけわかんねー」

夕日の逆光越しにニヤあっと笑う葉山は、また一つ僕の尻にケリを入れた。
蹴りかえす代わりに僕は蛍光ペンを返しそびれたことを思い出して、彼女に差し出した。

「別に返さなくていいのに」

「持ってると忘れてくるからさ」

「じゃあ、預かっておいてあげる」

彼女の手がペンに触れるその一瞬前に、

ペンにアカトンボが

ふわり

ととまって、またすぐに飛んでいった。






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タグ:大人の童話
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2005年10月29日

記録生活第180回

「フォー」

帰り道、奇声を発して歩いている30代くらいの男性がいました。きっと、今をときめく芸人さんのマネなのでしょう。

なぜだか、胸に込み上げるものがあったのですが、これはきっと哀しみのようなもので、二日酔いのせいではないのではないかと思うのです。

まあ、どうでもいいのですけど。

こんなブログ発見しました。
コメントもオープンにしています。
アラされなければよいのですが。

いつも温厚なズビズバ氏が珍しく怒っていました。

「オレ、筋トレやってるから、多分スゴイと思いますよ」

だって。

・・・筋トレって、そう言うためなんだ。

ウイスキーにオマケでミニボトルが付いていたのですが、ツマに呑まれました。
この感情は、最後に取っておいたショートケーキのイチゴを食べられたのに似ていると思いました。

yuuの詩的発言シリーズ
♪あめあめふれふれ
かーさんがー
おひさまにー
あいたくてー
あめーがふっているー
創作の部分はメロデイも創作です。
ボク的には結構いい歌詞だと思います。親バカ?

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posted by なりっと at 03:14| 東京 🌁| Comment(14) | TrackBack(0) | 日々の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月26日

記録生活第179回

以下に日常の全くどうでもいいことを書いてみました。
螺旋階段のようにヒマな人か、爆発的に物好きな人だけ読んで下さい。


この前、電車乗ってたら、

まじで見たんです。

幻覚ではないのです。

いや、ほんと。



ちょんまげ



白髪の老紳士でした。いえ、老武士でした。
この人かなあ。

隣の家の店子が決まったらしいです。
もう、隣に気兼ねなく奇声を発したり、
夜な夜な魔王を召喚する儀式を行うことが出来なくなりました。
ボクに残された楽しみは、午前3時きっかりにチャネリングを細々と行うことくらいです。

今年は渡りカニ食べてません。
この前、渡り徹夜のドラマを見たのですが、あまりのコントっぷりに夫婦で笑い転げました。
さすが大門。

この間、新潟の物産展みたいなのが近所の駅前で開かれていたのですが、ボクが来た途端、雨降ってきました。
そして、立ち去ったら止みました。


この方が帰ってきました。嬉しい。



父と子の会話シリーズ

「パパはなんでワーク(何故か半端に英語)行くのお?」

「電車」とか「車」とか言って欲しいらしい

「男はな。仕事に魂で逝くのさ」

「ええー」

「ふっ、今に分かるさ」


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posted by なりっと at 00:29| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 日々の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月24日

夜討ち朝駆け

毎日が送りバント-「11月より新プロジェクト発足!」へのトラックバックです

「デスク!得だねです」

「いくらかね?」

「いえ、間違えました徳だねです」

「沢山入っていそうだな」

「ボケをボケで返さないで下さいよ。収拾がつきません」

「うむ。実りのないやり取りだった」

「そんなことより特ダネですか?」

「君が聞いてどうする。早く言いなさい」

「今話題の韓流ですが・・・」

「しかしハンリュウって、変換でないな。カンリュウでも出ないし」

「あー、普通に間違えている人大勢いましたよね」

「それを「ハンリュウだよ」とか言って正すヤツもな」

「韓国流でいいではないか!」

「うわ、なに怒ってるんです?」

「もう、ヨン様なんかヨソ様にする」

「ファンとの間にものすごく距離感でますね」

「韓国海苔はスカスカ海苔」

「見た目ですね」

「韓国風お好み焼きはチヂミ」

「それは普通だと思います」

「チヂミ揚がらせてやるぜ」

「なんだか旨そうです。てか、それが言いたかったのですね」

「生コンで使うなよ?」

「合コンとかけてるんですか?」

「だいぶ練ったんだけどな。生コンだけに」

「うまくないですから。それより特ダネ聞いてくださいよ」

「そうだった、そうだった。早く話しなさい」

「今赤マル急上昇中の冬のソナタですが」

「恐ろしく情報が遅いな。表現も古いし」

「日本版にリメイクされるそうです」

「おお、なんと。それは確かに特ダネだ。よくやった」

「はい。タイトルも日本らしく「冬のそなた」です」

「公家っぽいな」





バントさんの呼びかけで記者になってみました。

今までよりももっと豊かにブログ生活を送るために、皆さんも参加しては如何でしょうか?

募集要項はここです。

バントさんのことだから、変に責任が重くなったりすることはないハズです。
「大変そうだな」って感じている方、体験入部でも大丈夫だそうなので、是非覗いて見てください。

ビックプロジェクトの予感がしますよー。

posted by なりっと at 23:02| 東京 ☀| Comment(6) | TrackBack(0) | 参加することに意義がある!のか? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

泣かない朝

掌を切り裂いて

カンバスをひと撫でしたのと同義のこの絵を

あなたは綺麗な秋の空だと言う。

わたしとあなたはもうただそれだけで。
ただそれだけが相容れなくて。
あなたの優しさとわたしの浅ましさはそこだけは同一で。

この血の白さもあの雲の朱さももうどうでもいいのかもしれないから

わたしは泣かずにあなたに微笑み返したのだろう。





移動動物園-「トラバ企画 【恋愛物語】」へのトラックバックです。

▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼【恋愛物語】▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼

      創作で恋愛物語を書いて秋を満喫しましょう♪
      というトラバ(妄想)企画です。
      ルールは『創作であること』
            『恋愛ものであること』だけです。
      期限は10月31日まで

      トラバ先:http://zoobee.exblog.jp/tb/3551390

      ※どなたでも参加いただけるようにこのテンプレ
       を文末にコピペしてください。

       企画元:移動動物園 http://zoobee.exblog.jp/
▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲△▲
posted by なりっと at 23:01| 東京 ☀| Comment(6) | TrackBack(1) | 参加することに意義がある!のか? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月20日

記録生活第178回

今朝寝坊しました。でも、起きて5分で家出ました。
ベッドtoドアで1時間。スゲー、記録的。

今夜は月がとっても綺麗でした(日中の出来事なし)
明日は台風一過かなあ。

あ、台風一課って面白くないですか?

リリリリン!←あ、これ黒電話ね。

「はい、こちら台風一課」

イマイチ。

今日のトプカの大辛はうまかった。
ちょっと唐辛子の種の触感が悪かったけど。
でも、秋空に腕まくりして汗拭きながら歩くサラリーマンってどうなの?

あー、書きたいことが山ほどありますが、今日はこれにて。


yuu詩的発言シリーズ

ツマの単語帳(憶えない)を見て
「あ、紙芝居だ!」

・・・あんま詩的じゃないか。

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posted by なりっと at 00:51| 東京 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | 日々の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月18日

記録生活第177回

インド人もびっくりするほど、カレーが好きです。

お昼に偶然通りかかった路地に、新しいカレー屋さんを発見しました。

当然ボクは吸い寄せられるように入店したのですが、入った瞬間思いましたね。

「やばい」

と。


まず、店のおじさんが吉幾三にそっくり。
今風の言い方をすれば、

クリソツしたで。

あ「でした」はひっくり返さなくていいんでした。

幾三にメニューを頼んだら、「ねえ」と言うではないですか。
さらにはテレビもねえ、ラジオもねえと。
じゃあ、なにがあるのかと訪ねたら、チキンカレーならあると言います。

仕方がないのでチキンカレーを辛口で頼みました。

与作を口ずさみながら(冗談ですよ?)店内を見回すと、どうやら酒場のようです。北酒場ではありません。たかしじゃないですからね。幾三ですからね。
カレーはなかなか出てきません。店内を見回すのにも飽きたので、幾三を観察します。

手際が恐ろしく悪い。
なんだか妙に行ったり来たりしてます。
カレーって、基本的には

ご飯を盛る

スープをよそる

出す

だと思うのですが、なぜだか行ったり来たり。

その間、お客さんは一人も来ません。

間が持たなくなったボクは幾三に話しかけてみました。

「ここ、長いんですか?」

「3ヶ月前からです。前は新潟(山形だったかも)でやってたんですよ。カレーは14年前からやってます」

なんだか聞いてないことまで話し始めました。
14年前?表の看板には、「カレー暦24」と書いてありました。暦→歴の間違えかなとも思ったのですが、もしかして西暦2005年はカレー暦では24年なのかも知れません。
どこからツッコもうか悩んでいるうちに、幾三カレーがついに完成しました。
ご飯には綺麗にレーズンが並べてあり、脇にはピクルスが付け合わせてあります。これに凝ってたのか?

早速頂いてみます。

「お、ウマイ」

言うしかないではないですか。
さして広くもない店に幾三と2人。
しかも幾三はこちらをめちゃ凝視してます。まさに注目の的。

「辛さはどうですか?もっと辛くも出来ますが」

「ボク的にはそんなに辛くないですね」

「そうでしたか。始めてなもんで加減が分からないんです」

ボクはかなり辛いもの好きなので、ボクの意見はあまり参考にならないのですが、予想外の攻撃に思わず口を滑らせてしまいました。
ん?てかちょっとまて。

はじめて?

はじめて【初めて/始めて】
その状態・事柄をそれまで経験していないさま。最初。
三省堂提供「大辞林 第二版」より


いや、語義はいいのですが、カレー暦24年ってのは、まじで「暦」でいいんですね?
つまり
「創業カレー暦24年」
ってことですね?

それから、
・新潟で居酒屋をやっていた(2回目)
・昼もなにかやらないともったいないからカレー始めた。
・辛さはカイエンペッパー、コショウ、ショーガ、〜油(聞き取れなかった)で出している
・神田でのお店は難しい
・ボクがお昼のお客第1号(わお)

ってなことを食べながら話し(いや聞いて)ました。

ボクがいる間は、とうとうお客さんは来ませんでした。

あ、肝心の幾三カレーはおいしかったです。

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posted by なりっと at 22:48| 東京 ☁| Comment(12) | TrackBack(0) | 日々の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月12日

謎の転校生〜その2〜

初の続き物です。
お時間のある方はこちらからお読みいただけると、いいかもよ?

謎の転校生

深山茜はとても目立っていた。

容姿もある(僕の贔屓目を差し引いても)けど、それよりも、そう社交的でもなさそうなのになんとなく話しかけたくなるような雰囲気を持っていて、おまけに転校初日に入部した陸上部で、いきなり短距離の記録を出したのだそうだ。
そんなわけで、休み時間の彼女の席にはちょっとした人だかりが出来ていた。

そうそう、ばかの野田は、どうも先週本格的にフラれたらしく、それ以来休み時間にはどこかに行ってしまうようになった。
あいつ、ばかだけど結構いいやつなんだけどな。ばかだけど。

僕はと言うと、まだ深山茜と話してない。もう、クラスで僕だけかもしれない。



・・・・・。



どうもやっぱり僕は深山茜のことが好きらしい。

転校初日からそうだから、一目惚れってやつだ。

だって、そうゆうことにしないと、狼狽えたり、気になったり、クラスで僕だけ口を聞いてない理由がないから。


空にぷかりと浮いている雲が、夏よりも高いところを飛ぶようになってきたよく晴れた秋の空。

そんな朝の登校時に葉山はいきなり現れた。

「あんた、深山さんとまだ話したことないでしょ?」

「え?何?」

僕はとっさに聞こえなかったフリをして、時間稼ぎをした。落ち着け。落ち着け。

「だから、深山さんと話したことないでしょうってば」

「深山?ああ、あの転校生か」

葉山が予想通り言い直してくることで少し落ち着いてきたけど、まだ頭の中は「なんて答えよう?」が飛び交っていた。

「そう。深山茜。で、どうなの?」

「なにが?」

「話したことないでしょう?」

「そういえばそうかな」

ふう。なんとか乗り切ったぞ。
声も(たぶん)裏返らなかったし。

「やっぱりなあ。なんで?」

一難去ってまた一難だ。

「そりゃあ・・・」

「ま、話す機会もないか。今やアイドルとなったあのコとは」

「あ、ああそう。そう」

「でも、そのほうがいいかもよ」

珍しく声のトーンを押さえた葉山は、表情のトーンまでも落として見せた。

「なんで?」

「昼は部活で忙しそうにしてるけど、夜遊びかなりしてるみたい」

「本人が言ったのか?」

「違うけど」

「おまえなあ、そういうワイドショーみたいなネタ言いふらすなよ。誰がどこでなにしようと勝手じゃん」

葉山には他の女子たちみたいに人を誉めることもしないけど、陰口も叩いたりもしないという印象を持っていたから、本当は少し驚いたけど、それよりなにより、僕は反射的に頭にきてしまっていた。

「はあ?なにいいヤツぶってんの?ばかじゃねえ?」

後を続けようとした僕に葉山はそう言うと、足を早めて先に行ってしまった。

くそ、なんなんだよ。

謎の転校生〜その3〜に続きます
タグ:大人の童話
posted by なりっと at 22:54| 東京 ☀| Comment(6) | TrackBack(0) | 参加することに意義がある!のか? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

記録生活第176回

ボクのほぼ唯一の読書時間は通勤中です。

でも、ブログを始めてからは、携帯で記事を書くことに費やしてます。
まあ、そんなわけで本を全く読まなくなりました。1冊読み切るのに1ヶ月くらいかかります。

でも、ホウボウで見かけるようにかっこよく、読んだものの紹介はしたいのです。

でも、読んでないし。僅かに読んだものは、人に進められるようなものじゃないし。
読んでないのに読んだとか言い張るのは前にやったし。

でも、結構読んでるんですよ。

ブログ。


なんでもつくるよ
以前にも紹介したkogoroさんのブログです。
今はプレゼントにする指輪を、罠兎さんという方と作っておられ、その双方のやりとりがとてもいいです。

自分の作ったものをプレゼントできるなんて、なんて格好いいのでしょう。

以前に親友達と突然銀細工を作ろうと言い出したことがあったのですが、ボクらはハンズで初心者キットみたいなのを買ったところで満足してしまい、4人分の銀細工作成キットは未だ親友の家に安置してあります。
そろいもそろってばかばかり。

うそ日記
taketoshinkaiさんのブログです。その読ませる文章とHNから、はじめはiceさんの別ブログかと思ってすごい勢いで読みまくりました。別人でした。

でも、そのくらい面白いです(これが最大級の賛辞であることはご存知ですよね)

この方が、いつものうそ日記ではない、4話の続きものを書かれました。
面白かったです。


調子が良くても悪くても、拙い文には違いがないので、表面的には分からないと思いますが、実はここ最近スランプでした。

職場でどうしようもなく嫌いな人間がいます。(ズビズバ氏ではありません)

嫌い、というか、存在自体を認めたくないのです。

どんな人間でも、その人を大切に想っている人がいるということすら考えられなくなっている自分がいます。
その人を見る時の自分は、最も醜い顔をしていると思います。

うまく言葉が繋がりません。

きっと気持ちが荒んでいるからなのでしょう。

でも先日、あるブログで素晴らしい文章に出会いました。

薄暗い部屋で、分厚いカーテンが少しだけあいてて、そこから眩しい日の光が顔に降り注いでくるような、そんな気分がしました。

だからきっともう大丈夫。

あー、なんかあんまかっこよくないなー。


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posted by なりっと at 22:50| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 日々の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月11日

時系列に沿って書くと長いよね〜その3(二次会)〜

しつこいですか?しつこいですよね?
でも続けます。

人口密度がバングラディシュを超えていたであろう、
そんなバングラな(アングラとかけているらしい)2次会。

あ、こっち先に読んでまだ気力のある方だけどうぞ。

時系列に沿って書くと長いよね〜その1(乗船前)〜
時系列に沿って書くと長いよね〜その2(乗船)〜



そんじゃいってみよー。




そろそろ長すぎて怒られそうです
posted by なりっと at 03:00| 東京 🌁| Comment(14) | TrackBack(0) | 参加することに意義がある!のか? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

時系列に沿って書くと長いよね〜その2(乗船)〜

一応、時系列に沿って書いてます。
こちらから読まれることをお薦めします。ゲロ長いよ。

時系列に沿って書くと長いよね〜その1(乗船前)〜


まだ続きます
posted by なりっと at 02:00| 東京 ☔| Comment(18) | TrackBack(0) | 参加することに意義がある!のか? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

時系列に沿って書くと長いよね〜その1(乗船前)〜

ええと、始めに謝ってしまいます。
実はお顔とお名前が一致しない方がいらっしゃいます。
一致していると思っている方も実際は間違っているかもしれません。

「俺、そんなこと言ってねーよ」
「私、そんなことしていないわ」
「ミーハソナコトシテナイネ」
「おいどん、そげなこと言うてないですばい」

とか言う方がいらっしゃいましたら言って下さい。訂正させて頂きます。

理由はきっと下のうちのどれかですので選んで下さい。(複数回答可)

雨が悪い
目が悪い
耳が悪い
頭が悪い
酒が悪い


では、はじまりはじまりー。


すっごい長いです
posted by なりっと at 01:00| 東京 ☔| Comment(16) | TrackBack(0) | 参加することに意義がある!のか? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月08日

さすが

やっぱり雨だ。
ボクのせいです。ごめんなさい。
と、開き直ってみる。

posted by なりっと at 15:39| 東京 ☔| Comment(34) | TrackBack(1) | 参加することに意義がある!のか? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月06日

記録生活第175回

「私は、選挙期間だけで街頭演説を止めたりしません!」

いや、できれば選挙期間もやらないで欲しいくらいなんですけど。
「私は、夕方も街頭演説を致します!」

せめて朝だけにして下さい。

ピンポン

「どちら様でしょう?」

「私、内田たかしは、お家を1軒づつ回って、皆様のお聞きしてまいります!」

ええと、勘弁して下さい。


なんだかとても一生懸命でいい人みたいです。

演説は取り巻きみたいな人々をたくさん引き連れてマイクでがなりたてる、おじさんの候補者と違い、ほとんど一人でマイクを使わずに肉声でやっておられました。

炎天下の中、ウチにマウンテンバイクで遊説にきた時も、昼寝の邪魔されて猛烈に愛想の悪いボクに対して非常に紳士的でした。

政策とかむつかしいことはよく分からないけど、人として、政治家として、最低線クリアしていて欲しい誠実さを持っているように感じました。

まあ、選挙に一度も行ったことがないヤツに言われたかあないでしょうけど。

ごめん?

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posted by なりっと at 23:46| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

あきのひと

にっき。-「何にも期待していない。」へのトラックバックです。



なつのせなか
ふゆのあしおと
いっしょにかんじるあきが



たまらなくすき。



なつよりせんさいで

ふゆよりやさしくて

はるよりひそやかで。



そんな日に生まれたんだね。よかったね。

posted by なりっと at 23:37| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 独りうた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

記録生活第174回

「なんだ、あんたか。なにしに来たんだ?ヤツはもうここにはいないぜ」

「なにって、表の全品半額って張り紙見てきたんですけど。ってかヤツってだれです?」

「もう、なにもかも終わったのさ。賭はアンタの勝ちだ。だがここにはもう何もない」

「なにも賭けてないですし。あの、古着見たいんですけど」

「おっと、まだバーボンが残ってたか。へっ、オレもヤキが回ったもんだ。どうだい、あんた、最後に付き合わねえか。かつてルート6の鷲と呼ばれたこのオレと最後の酒をよ」

「水戸街道のことをそういう言い方する人初めて見ました。閉店セールですもんね。では1杯だけ」

「じゃあ乾杯だ。あの女とオレの相棒だった男に」

「どちらも知らないのですが。まあ、とにかくお疲れ様でした。乾杯」

「ふん、古傷に沁みやがる」

「あの、これお茶みたいなんですけど」

「黒豆茶だ」

「健康に気を使ってるってことが好感度を下げる人もいるんですね」

「なああんた、5番街にいるマリーっていう女にこう伝えてくれねえか」

「ええと、5丁目の真理さんってことなんですよね?」

「夢に生き、夢を追い続けた男は最期に愛に散ったと、な」

「そんな恥かしいセリフいやですよ。近所なんだから自分で言って下さい。あの、そろそろ古着が見たいのですが」

「餞別だ。持っていきな」

「え、いいんですか?」

「今となっては、ヤツの形見になっちまったがな」

「イヤなUSEDですね」


先日お話した古着屋が閉店セールを始めてしまいました。
全品半額なのに未だにお客さんが入ってるとこ見たことありません。

彼はまだ繁盛しない理由が分かっていないような気がします。

一度くらい顔出してみようかな。

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posted by なりっと at 01:35| 東京 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 日々の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月04日

記録生活第173回

運動会行ってきました。

全部勝つ気でいたのですが、

綱引き:決勝戦で負け
パン喰い競争:3位
親子競技:所属チーム優勝

個人戦のパン喰い競争で負けたのは痛手でした。

ってゆーか、全身筋肉痛です。
持病の腰痛など、ギックリ腰一歩手前です。

関取(くどい)席取りからやると午前中だけでも結構しんどいです。
来年は午後の部もあるので、席取りもマジです。徹夜組もいるし。

徹夜て。

目が更に悪くなったらしく、我が子がビデオのズーム越しでしか見えませんでした。
撮りながら探してるので、映像ボロボロ。ツマにマジギレされました。

来年は全部勝つよ?

yuuは徒競争で日頃の教育の成果を如何なく発揮して、友達に道を譲ってました。

さすがわが息子。ヘタレめ。




愛してる。




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posted by なりっと at 01:40| 東京 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 日々の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月03日

イガイガ

風花-「いが栗」へのトラックバックです。




ちくり ちくり とトンがるほどに

かちり こちり とカタまるほどに


それほどまでに

たいせつな実


かんたんには譲れないって


たとえ 棘をはずしても

たとえ 殻を割り剥いても


渋皮までは取れやしない


ぐつぐつ 煮詰めて 煮締めて

そうしてやっと 

ほくほくできる。


一朝一夕にはいかないさ そうでしょう?
posted by なりっと at 22:36| 東京 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | 独りうた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月01日

謎の転校生

J'sてんてんてまり-「秋の御簾」

移動動物園-「トラバ企画 【恋愛物語】」
へのトラックバックです。

注:
ものすごく長いです。3話あります。
ヒマでヒマでヒマでヒマで・・・・・・・しょーがない方のみオススメします。
あ、携帯は止めたほうがいいですよ。確実にパケ死(死語?)します。


深山  茜


2学期が始まってまだ夏休み気分が抜けない僕たちに、ぴりりと山椒を利かせる出来事が起こった。

転校生を紹介すると言って黒板に書かれた先生の字は、その横で肩をすぼめている人物とは似ても似つかないような粗野な字で、

「深山茜です。よろしくお願いします」

と、言い終わってからゆっくりと頭を下げた彼女の声は少し低いけどよく通って、先生の字とは別の意味で不釣り合いだと思った。

「じゃあ、あそこの空いてる席あるだろ。あそこに座ってくれ」

本当なら(なにが本当だか)美人の転校生が僕の隣の席になって物語が始まりそうだけど、物語の主人公には野田が選ばれたみたいだ。
後ろを振り向くと、野田は口角があがらないように必死で平静を装ってる。

僕は野田に念を送った。「ばかめ」と。
でも馬鹿の野田がいなくても、僕の隣には葉山がいる。

彼女の存在が(と、言っても隣の席に座ってるだけだけど)僕を物語の主人公にはしてくれない。

葉山は今あぐらみたいに脚を組んで携帯に夢中だ。転校生なんか知ったこっちゃない。最近彼氏ができたらしいけど、それこそ知ったこっちゃない。勝手にしてくれ。まあ、僕に言われなくても勝手にするだろうけど。

僕がそんなことを考えてると、深山茜が僕の席の横を通り抜けた。


空気が、

ふわり

と、流れた。


香水ではなく、制汗剤の匂いだ。

休み時間になると、馬鹿の野田は深山茜に大きな声(周囲の耳を意識して)で話しかけた。

「深山さんは、どこに住んでるの?」

授業中ずっと考えてそれか。ばかめ。おまえはストーカーか?
僕は心の中で毒づきながら、耳だけは次の深山茜の答えに集中していた。

「白楽町の2丁目」

「え、じゃあオレの家の近くだ。猿山公園知ってる?」

ばか。彼女は引っ越してきたばっかなんだから、知ってるわけないじゃんか。

「まだこの辺り慣れなくて」

ほら。

「今日も学校に来るときに少し迷ったくらい」

「そうなんだ、じゃあ、帰りはオレが送っていこうか」

なに言ってんだ。まったく。道がわからないからって、一緒に帰るわけないじゃないか。まったくなに言ってんだ。だいたいおまえは、って、あれ?僕はなに焦ってんだろ。

「ありがとう。でも、今日は陸上部の見学に行くから」

思いがけずに狼狽えた自分に驚いてるうちに、野田はあっさり振られていた。でも僕はそんなことはどうでもよくって(いや、よくないけど)、会って間もない、まだ口も聞いたことのない彼女が陸上をやるというのが、なぜだかとても気になっていた。

謎の転校生〜その2〜に続きます
テンプレと書き始めた時の感想
タグ:大人の童話
posted by なりっと at 00:43| 東京 ☁| Comment(10) | TrackBack(1) | 参加することに意義がある!のか? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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