お前には聞こえないのか?
彼らの存在を賭けた絶叫が
蟻の足音にすら耳を澄ませろ
太陽の黒点さえも目をみはれ
光線の匂いまでも嗅ぎ分けろ
いつ如何なる時も信じ抜け
理解を切望する慟哭が聞こえるはずだと
繋がりたいと伸ばす腕が視えるはずだと
愛されたいと流す体液が馨るのだと
2007年03月01日
あざなえる僕ら
算術は果て無き世界を規定した
医術は生殺与奪の力を人類にもたらした
芸術は人類の活動に正誤以外の概念を作った
神術はこの世に神を生み落とした
幾本もの禍福の縄に縛られ、或いは守られ、
僕らは何処に向かうのか、何処までゆくのか
医術は生殺与奪の力を人類にもたらした
芸術は人類の活動に正誤以外の概念を作った
神術はこの世に神を生み落とした
幾本もの禍福の縄に縛られ、或いは守られ、
僕らは何処に向かうのか、何処までゆくのか
2007年02月09日
永久凍土
こころを凍て尽かせるのなら白くぶ厚い氷がいい。
透かされぬよう、溶け出してしまわぬよう。
温もりなど、半端に感じてしまわぬよう。
透かされぬよう、溶け出してしまわぬよう。
温もりなど、半端に感じてしまわぬよう。
全ては盲信なのだから
自然の摂理も
偉人の台詞も
物理法則も
苦痛ですらも
その人の言葉の前では遥か遠く霞む。
信頼とはそういもの。
あなたがその手を離さないと言うのなら、わたしはこの深い森でさえも目を瞑って歩いていける。
偉人の台詞も
物理法則も
苦痛ですらも
その人の言葉の前では遥か遠く霞む。
信頼とはそういもの。
あなたがその手を離さないと言うのなら、わたしはこの深い森でさえも目を瞑って歩いていける。
2007年01月09日
無思慮と後悔
やさしいけものに夜毎突き立てられる爪と牙。
この抉られた首。
その穿たれた腕。
道程こそが真実だと唸り、無償は幼稚じゃないと毛を逆立てる。
満ちることのない月に向かって吠えるやさしいけもの。
そう、やさしさはけもの。
この抉られた首。
その穿たれた腕。
道程こそが真実だと唸り、無償は幼稚じゃないと毛を逆立てる。
満ちることのない月に向かって吠えるやさしいけもの。
そう、やさしさはけもの。
幸せのひとかけら
幸福とは何かと問われたので、
あの人の笑顔がちらつかないことと答えました。
わたしは今、この瞬間でさえも、少しづつあなたを忘れ続けています。
もうすぐ、道で偶然すれ違っても気がつくことが出来ないくらいにあなたを忘れてしまうことでしょう。
あなたはどうでしょうか。
どうかあなたが幸せでありますように。
わたしの顔などすっかり思い出せないほどに、
どうかあなたが幸せでありますように。
あの人の笑顔がちらつかないことと答えました。
わたしは今、この瞬間でさえも、少しづつあなたを忘れ続けています。
もうすぐ、道で偶然すれ違っても気がつくことが出来ないくらいにあなたを忘れてしまうことでしょう。
あなたはどうでしょうか。
どうかあなたが幸せでありますように。
わたしの顔などすっかり思い出せないほどに、
どうかあなたが幸せでありますように。
2006年10月07日
水平線
空の高さと海の色が均一ではないように
笑顔と涙もまた
同じではないのですね
君の空は
いま
蒼いですか
君の海は
いま
碧いですか
君のその笑顔は
いま
なにに向いていますか
君のその涙は
いま
誰に流れていきますか
どうか君が麗しくありますよう
僕は目を瞑って祈ります
瞼の裏側にまるで君のような
ただただ真っ直ぐな一本の線を真っ直ぐに引いて
笑顔と涙もまた
同じではないのですね
君の空は
いま
蒼いですか
君の海は
いま
碧いですか
君のその笑顔は
いま
なにに向いていますか
君のその涙は
いま
誰に流れていきますか
どうか君が麗しくありますよう
僕は目を瞑って祈ります
瞼の裏側にまるで君のような
ただただ真っ直ぐな一本の線を真っ直ぐに引いて
2006年09月30日
だってそうでしょう?
汚れもするよ
守るものがあるから
狡くもなるよ
生きていくんだから
強くもなるよ
君がいるのだから
守るものがあるから
狡くもなるよ
生きていくんだから
強くもなるよ
君がいるのだから
2006年09月29日
今は夜でも曇りでも
雲を見つけることが困難なくらい、薄く、単色に塗られた空。
恐ろしかった夜は、もう思い出すことができない。
ほら、
あなたを遮るものは、ない。
たとえ、雲がかかっていても、あなたの道が閉ざされることはない。
恐ろしかった夜は、もう思い出すことができない。
ほら、
あなたを遮るものは、ない。
たとえ、雲がかかっていても、あなたの道が閉ざされることはない。
2006年09月22日
つんとするはな
秋の空がこんなにも高いのは
夏が連れていってしまった
大切なひとを想っても
涙をおとしてしまわないため
こんなにも綺麗な秋の空を見上げてたらそう思った
夏が連れていってしまった
大切なひとを想っても
涙をおとしてしまわないため
こんなにも綺麗な秋の空を見上げてたらそう思った
2006年09月08日
世界はけして揺籠ではなく
此れ程揺れる世界にしがみついていられるのは、皆世界の中心部に居ると信じ込んでいるから。
此の揺れは安らぎでは無く警鐘。
此の温もりは安寧では無く搾取。
此の心地良さは安全では無く篩い。
誰もが知り、誰もが信じない真実。
或いは事実。
墜ちるまで気付かない。
墜ちても気付かない。
仄暗い闇の底に叩きつけられる迄は。
ほら、また虚ろな笑みが零れ墜ちて往く。
此の揺れは安らぎでは無く警鐘。
此の温もりは安寧では無く搾取。
此の心地良さは安全では無く篩い。
誰もが知り、誰もが信じない真実。
或いは事実。
墜ちるまで気付かない。
墜ちても気付かない。
仄暗い闇の底に叩きつけられる迄は。
ほら、また虚ろな笑みが零れ墜ちて往く。
2006年08月24日
羨望の純粋
この身を灼かれる覚悟もないままに、僕はまた太陽へと手を伸ばす。
上を向いていられるよう。
下を向いてしまわぬよう。
上を向いていられるよう。
下を向いてしまわぬよう。
風化のモラトリアム
僕はここにとどまるよ。
波が絶え間なく打ち寄せても。
その波に足の砂をさらわれても。
僕はたまに振り返るよ。
川が流れ続けても。
時間が待ってくれなくても。
波が絶え間なく打ち寄せても。
その波に足の砂をさらわれても。
僕はたまに振り返るよ。
川が流れ続けても。
時間が待ってくれなくても。
2006年07月21日
万物は流転する
時は
誰の指の間からも零れ落ち
僕らの意識の外側で
絶えず世界を変え続けていく
それは望むところだ
なのになぜか
胸が詰まるんだ
確かな答えも解らぬまま
今日もただ万物は流転している
誰の指の間からも零れ落ち
僕らの意識の外側で
絶えず世界を変え続けていく
それは望むところだ
なのになぜか
胸が詰まるんだ
確かな答えも解らぬまま
今日もただ万物は流転している
2006年07月14日
負債のゆくえ
なあ、日本。
ケンカすんなら今のうちやってくれよ。
なあ、地球。
猛り狂うなら今のうちやってくれよ。
ツケなくていいよ。今払うよ。幾らだい?
ケンカすんなら今のうちやってくれよ。
なあ、地球。
猛り狂うなら今のうちやってくれよ。
ツケなくていいよ。今払うよ。幾らだい?
2006年06月29日
2006年03月10日
鉛色のそら
雨混じりの冷たい風を真正面から受けて思わず眉根を寄せる。
逃げ出したいな。
後ろから、人形の群れが無表情に歩いてくる。
飲み込まれてたまるか。
そう思ったら、人形は横を歩いていた。
それに気がついたら、前に人形の背中が見えた。
もうあとはそらしかなのだけれど、そらはどうせ鉛いろの蓋がしてあって、そこには天使の屍体が張付いてるだけ。
見上げる意味なんかない。
横にいる人形の首すじに爪を突きたてら、爪が剥がれた。
この錆の味は忘れない。
内と外から急速に冷却されていく身体で私は決して埋もれることのないようにこの思いを刻みつけたかったけど、血まみれの指先は馬鹿みたいに血を垂れ流してるだけで役には立たなかった。
逃げ出したいな。
後ろから、人形の群れが無表情に歩いてくる。
飲み込まれてたまるか。
そう思ったら、人形は横を歩いていた。
それに気がついたら、前に人形の背中が見えた。
もうあとはそらしかなのだけれど、そらはどうせ鉛いろの蓋がしてあって、そこには天使の屍体が張付いてるだけ。
見上げる意味なんかない。
横にいる人形の首すじに爪を突きたてら、爪が剥がれた。
この錆の味は忘れない。
内と外から急速に冷却されていく身体で私は決して埋もれることのないようにこの思いを刻みつけたかったけど、血まみれの指先は馬鹿みたいに血を垂れ流してるだけで役には立たなかった。
2006年03月06日
なにもなくても走れるよ
さあ踏みだそう
みんないなくなったけど
さあ走り出せ
靴などあとで買えばいい
この目に映るその全て
この手で掴むその一切
卑しいだけなら無ければいい?
癒せないなら泣けばいい?
闇を貫かない光はない
闇を生まない光もない
それならいっそ全てを抱えて
さあ踏みだそう
擦り傷だらけのその脚で
さあ走り出せ
落としたんなら拾えばいい
もう踏み出した
君はきっと気付いてる
さあさ突っ走れ
靴なら両手に持ってるよ
みんないなくなったけど
さあ走り出せ
靴などあとで買えばいい
この目に映るその全て
この手で掴むその一切
卑しいだけなら無ければいい?
癒せないなら泣けばいい?
闇を貫かない光はない
闇を生まない光もない
それならいっそ全てを抱えて
さあ踏みだそう
擦り傷だらけのその脚で
さあ走り出せ
落としたんなら拾えばいい
もう踏み出した
君はきっと気付いてる
さあさ突っ走れ
靴なら両手に持ってるよ
2006年02月21日
如月
光を浴びて冷たく輝く純白の世界は照らし続ける
動なる時を待ち詫びて照らし続ける
全ての者をひそやかに
全ての物を清らかに
全ての事を静謐に
其の様たるや将に
月の如し
動なる時を待ち詫びて照らし続ける
全ての者をひそやかに
全ての物を清らかに
全ての事を静謐に
其の様たるや将に
月の如し
2006年02月17日
握りしめる銃把
憎しみの激鉄上げ、怒りの弾丸を放つ。
其の銃口は何処を向いているのか。
虚ろな瞳はなにも映してはいない。
見知らぬ誰か。
人ですらない何か。
物ですらない存在。
照準越しに見える瞳は、やはり照準越しのこちらの瞳を映しているのだ。
涙で弾丸がしけってしまえば、いい
そんな優しい雨が降ればいい
其の銃口は何処を向いているのか。
虚ろな瞳はなにも映してはいない。
見知らぬ誰か。
人ですらない何か。
物ですらない存在。
照準越しに見える瞳は、やはり照準越しのこちらの瞳を映しているのだ。
涙で弾丸がしけってしまえば、いい
そんな優しい雨が降ればいい



