2007年03月01日

この胸に突き立てる杭

お前には聞こえないのか?

彼らの存在を賭けた絶叫が


蟻の足音にすら耳を澄ませろ

太陽の黒点さえも目をみはれ

光線の匂いまでも嗅ぎ分けろ


いつ如何なる時も信じ抜け


理解を切望する慟哭が聞こえるはずだと

繋がりたいと伸ばす腕が視えるはずだと

愛されたいと流す体液が馨るのだと

posted by なりっと at 22:54| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 独りうた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

あざなえる僕ら

算術は果て無き世界を規定した

医術は生殺与奪の力を人類にもたらした

芸術は人類の活動に正誤以外の概念を作った

神術はこの世に神を生み落とした

幾本もの禍福の縄に縛られ、或いは守られ、
僕らは何処に向かうのか、何処までゆくのか

posted by なりっと at 22:53| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 独りうた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月09日

永久凍土

こころを凍て尽かせるのなら白くぶ厚い氷がいい。

透かされぬよう、溶け出してしまわぬよう。

温もりなど、半端に感じてしまわぬよう。
posted by なりっと at 06:31| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 独りうた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

全ては盲信なのだから

自然の摂理も
偉人の台詞も
物理法則も
苦痛ですらも

その人の言葉の前では遥か遠く霞む。

信頼とはそういもの。

あなたがその手を離さないと言うのなら、わたしはこの深い森でさえも目を瞑って歩いていける。
posted by なりっと at 06:25| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 独りうた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月09日

無思慮と後悔

やさしいけものに夜毎突き立てられる爪と牙。

この抉られた首。
その穿たれた腕。

道程こそが真実だと唸り、無償は幼稚じゃないと毛を逆立てる。

満ちることのない月に向かって吠えるやさしいけもの。

そう、やさしさはけもの。

posted by なりっと at 23:52| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 独りうた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

幸せのひとかけら

幸福とは何かと問われたので、

あの人の笑顔がちらつかないことと答えました。

わたしは今、この瞬間でさえも、少しづつあなたを忘れ続けています。

もうすぐ、道で偶然すれ違っても気がつくことが出来ないくらいにあなたを忘れてしまうことでしょう。

あなたはどうでしょうか。

どうかあなたが幸せでありますように。

わたしの顔などすっかり思い出せないほどに、

どうかあなたが幸せでありますように。

posted by なりっと at 22:14| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 独りうた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月07日

水平線

空の高さと海の色が均一ではないように
笑顔と涙もまた
同じではないのですね

君の空は
いま
蒼いですか

君の海は
いま
碧いですか

君のその笑顔は
いま 
なにに向いていますか

君のその涙は
いま
誰に流れていきますか


どうか君が麗しくありますよう
僕は目を瞑って祈ります

瞼の裏側にまるで君のような
ただただ真っ直ぐな一本の線を真っ直ぐに引いて

posted by なりっと at 02:21| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 独りうた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月30日

だってそうでしょう?

汚れもするよ
守るものがあるから

狡くもなるよ
生きていくんだから

強くもなるよ
君がいるのだから
posted by なりっと at 02:09| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 独りうた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月29日

今は夜でも曇りでも

雲を見つけることが困難なくらい、薄く、単色に塗られた空。

恐ろしかった夜は、もう思い出すことができない。

ほら、

あなたを遮るものは、ない。

たとえ、雲がかかっていても、あなたの道が閉ざされることはない。

posted by なりっと at 01:52| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 独りうた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月22日

つんとするはな

秋の空がこんなにも高いのは

夏が連れていってしまった
大切なひとを想っても
涙をおとしてしまわないため

こんなにも綺麗な秋の空を見上げてたらそう思った

posted by なりっと at 02:08| 東京 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 独りうた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月08日

世界はけして揺籠ではなく

此れ程揺れる世界にしがみついていられるのは、皆世界の中心部に居ると信じ込んでいるから。

此の揺れは安らぎでは無く警鐘。

此の温もりは安寧では無く搾取。

此の心地良さは安全では無く篩い。


誰もが知り、誰もが信じない真実。

或いは事実。

墜ちるまで気付かない。

墜ちても気付かない。
仄暗い闇の底に叩きつけられる迄は。

ほら、また虚ろな笑みが零れ墜ちて往く。

posted by なりっと at 02:45| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 独りうた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月24日

羨望の純粋

この身を灼かれる覚悟もないままに、僕はまた太陽へと手を伸ばす。


上を向いていられるよう。


下を向いてしまわぬよう。
posted by なりっと at 01:55| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 独りうた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

風化のモラトリアム

僕はここにとどまるよ。

波が絶え間なく打ち寄せても。

その波に足の砂をさらわれても。

僕はたまに振り返るよ。

川が流れ続けても。

時間が待ってくれなくても。
posted by なりっと at 01:54| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 独りうた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月21日

万物は流転する

時は

誰の指の間からも零れ落ち
僕らの意識の外側で
絶えず世界を変え続けていく

それは望むところだ

なのになぜか

胸が詰まるんだ

確かな答えも解らぬまま
今日もただ万物は流転している

posted by なりっと at 23:47| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 独りうた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月14日

負債のゆくえ

なあ、日本。
ケンカすんなら今のうちやってくれよ。

なあ、地球。
猛り狂うなら今のうちやってくれよ。

ツケなくていいよ。今払うよ。幾らだい?
posted by なりっと at 22:44| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 独りうた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月29日

BLUE TEARS

綺麗だね紫陽花みたいその涙君を泣かせた六月七日(九里なのし)


雨だから滲んで見えるわこの指環今なら間に合うジューンブライド(九里なのし)
ラベル:ドヘタンカ
posted by なりっと at 22:45| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 独りうた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月10日

鉛色のそら

雨混じりの冷たい風を真正面から受けて思わず眉根を寄せる。

逃げ出したいな。

後ろから、人形の群れが無表情に歩いてくる。

飲み込まれてたまるか。

そう思ったら、人形は横を歩いていた。

それに気がついたら、前に人形の背中が見えた。

もうあとはそらしかなのだけれど、そらはどうせ鉛いろの蓋がしてあって、そこには天使の屍体が張付いてるだけ。

見上げる意味なんかない。

横にいる人形の首すじに爪を突きたてら、爪が剥がれた。

この錆の味は忘れない。

内と外から急速に冷却されていく身体で私は決して埋もれることのないようにこの思いを刻みつけたかったけど、血まみれの指先は馬鹿みたいに血を垂れ流してるだけで役には立たなかった。
posted by なりっと at 23:01| 東京 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | 独りうた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月06日

なにもなくても走れるよ

さあ踏みだそう
みんないなくなったけど

さあ走り出せ
靴などあとで買えばいい

この目に映るその全て
この手で掴むその一切

卑しいだけなら無ければいい?
癒せないなら泣けばいい?

闇を貫かない光はない
闇を生まない光もない

それならいっそ全てを抱えて

さあ踏みだそう
擦り傷だらけのその脚で

さあ走り出せ
落としたんなら拾えばいい

もう踏み出した
君はきっと気付いてる

さあさ突っ走れ
靴なら両手に持ってるよ

posted by なりっと at 21:50| 東京 🌁| Comment(4) | TrackBack(0) | 独りうた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月21日

如月

光を浴びて冷たく輝く純白の世界は照らし続ける

動なる時を待ち詫びて照らし続ける

全ての者をひそやかに
全ての物を清らかに
全ての事を静謐に

其の様たるや将に

月の如し
posted by なりっと at 23:04| 東京 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 独りうた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月17日

握りしめる銃把

憎しみの激鉄上げ、怒りの弾丸を放つ。

其の銃口は何処を向いているのか。

虚ろな瞳はなにも映してはいない。

見知らぬ誰か。
人ですらない何か。
物ですらない存在。

照準越しに見える瞳は、やはり照準越しのこちらの瞳を映しているのだ。

涙で弾丸がしけってしまえば、いい

そんな優しい雨が降ればいい
posted by なりっと at 06:35| 東京 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 独りうた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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